2014年1月16日木曜日

新HC入団会見

昨日CaldwellがDetroitに到着し、Ford Fieldで会見を行いました。
私が聞き取れる限りでの内容を参考までにご紹介します。

Schwartzは何をしゃべっているのかまったくわからなかったのですが、Caldwellの英語は早口ながらもわかりやすい気がします。

最初にTom、その後Mayhewが喋り、最後にCaldwellが喋りました。

【Tom Rewand:社長】

  • Ford家に感謝します。
  • Ford家として、チームとして次のシーズンのターゲットは「地区優勝を飾る」というものです。
  • 最初にプロファイルを行い、その後何人かの候補者と面接しました。この中には表になっていない人もいます。
  • 最終的にプロファイルを満たす人物として、2人が残りました。WhisenhuntとCaldwellです。
  • 私は新HCであるCaldwellはプロファイルの中の全て(リーダーシップ・規律・経験・哲学・知識・コミュニケーション能力等)を満たしており、とても満足しています。 
  • 選定にあたり、色々な人に聞きましたが、皆Caldwellは適任だと言いました。

【Martin Mayhew:GM】
  • ほとんど機会もなかったのでプロファイル作業を行うまでCaldwellのことは良く知りませんでした。
  • LionsとしてはQCを育てる必要があり、その実績があることは重要な要素でした。
  • Caldwellはまさに我々が求めていた人物です。
  • 元同僚に彼のことを聞きましたが、皆彼を尊敬していました。Newsom、Polian、Dungyの三人とも彼を強く推薦(Glowing Recommendation)しました。
  • その後に彼と面接をしましたが、とてもいいインタビューでした。
  • その後Jim Harbaughらとも話をしましたが、皆彼を称えていました。
【Jim Caldwell】
  • Detroit Lionのメンバーになれてとても嬉しいです。
  • 前回ここに来たのは昨年の試合でしたが、「Noise level here was absolutely unbelievable」で情熱的なKnowledgableなファンだと思いました。こちら側に立てて嬉しいです。
  • オーナーシップ、社長・GMそして代理人に感謝します。
  • また、メディアに対して色々なコメントをして推薦してくれたPayton Manning・Saturday・Harbaugh・Dungyた皆に感謝します。
  • Stafford・Suh・Tullochとは話をし、CJとはテキストしました。
  • 彼らも私も2年後3年後ではなく「The Time is now」だと思っています。(「今でしょ!?」って感じですね)
  • LionsがHCを探していると聞いたときはリーグで最も魅力的な話であるだけでなく、自分に最もフィットすると思いました。
  • 組織としても、街としても、ファンとしても、プレイヤーも準備ができています。
  • 私はウィスコンシン州の南にある小さな街ブルーカラーが多く住むコミュニティの出身です。
  • 妻とは37年前、15歳の時に出会いました。
  • 父は35年間自動車業界いて、UAWの一員でした。
  • 母親はナースで、介護施設のスーパーバイザーにまでなりました。
  • 姉と弟がいて、インディアナ州に住んでいます。
  • 子供は4人いて、32歳/34歳/30歳/28歳です。また、6歳と4歳の孫もいます。
  • 私がここにいるのは神託によるものだと思っています。
  • 色々な大学やTampa Bay・Indianapolis・Baltimoreを経て今ここにいます。
  • スマートなチームを作ります。規律を重んじ、状況に適応するチームです。このためには練習の繰り返しが必要です。
  • またFast Teamを目指します。Speedが重要です。
  • ディフェンスはフロント4を含め素晴らしいタレント達です。
  • オフェンス QBを初め、CJ・Reggieがおり、オフェンスラインも素晴らしいです。
  • Physicalにプレーしますが、ラフと言う意味ではありません。
  • 全てのプレーでクリーンに、モラルを守って、keener(激しく)・finer(洗練された)・more competent(有能に)であることを指導します。
  • それでいてハングリーにhumble(謙虚)であることを求めます。
  • プレイヤーには「pieces of steel, wrapped in velvet」の要素を求めます。フィールドではタフでありながら、コミュニティでは心遣いができる、ということです。
  • Staffordは才能に溢れています、一部報道では面接時にビデオを一緒に見た、とありましたが、話をしただけです。
  • 彼は勝つために全てを受け入れる気構えです。リーダーシップもあり、すばらしい才能を備えています。
  • 試合に向けて準備ができていれば、サイドラインで喜怒哀楽を出す必要はありません。
  • 私には多くの経験があり、コミュニケーションの重要さをよく認識しています。Dungy, Harboughから色々と学びました。
  • 最も重要なことは Mental toughness を育てることです。天候や状況を練習でシュミレーションして、これを培います。
  • 勝つために重要な要素の一つは「どうやってスクリメージラインをコントロールするか」です。
  • そしてペナルティやターンオーバーを減らすこともとても大事です。
  • ターンオーバーレシオをリーグのTOP3にもっていきたいと思っています。
  • ディフェンスにはタレントが揃っているので、ブリッツをかけ、プレッシャーをかけます。
  • Kicking Gameはいいフィールドポジションを得る大事な要素で、ここでのペナルティは致命的になります。
  • これまで多くの経験を経ているし、メンバーを見ても、自分はできると思っている。
  • 試合に勝ち、チャンピオンシップに勝ちます。
  • 1978年に大学のセカンダリーコーチを始め、2年後24歳で最年少のDCをしました。
  • その後コロラド大学で WR・QBを指導しました。
  • そういった意味で、両方のマインドを理解しています。
  • チャレンジングな仕事だが、自信を持ってやっていきたい。

かなり意訳で間違っている箇所もあると思いますが、大目に見てください。


残念ながら喋り方に威厳を感じさせるタイプではないようです。
ただ、真摯な人柄はよくわかりましたし、自分が置かれている状況もよく理解しているように思いました。




シーズンチケットホルダーに来た限定公開の動画です。↓
https://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=dkU18vTgREA



簡単な経歴

Jeff Saturdayは絶賛しております。
誰に対しても間違っていることは間違っている、と言える人とのことです。

ColtsでHCやっていたときはリーグ最小ペナルティだったそうです。
Schwartz時代Lionsは10位以内に入ったこともないそうですが・・・


チームのHPに特別サイトが開設されています。
DungyとManningのコメントがあります。

デトロイトのファンはWhizenhuntのほうがよかった、的な雰囲気がありますが、個人的には会見を見て期待できるかな、と思いました。

アピールだけは特別上手なアメリカ人がたまにいますが、そうではなく控えめなところに好感がもてます。

Mental Toughness というのは今Lionsに最も欠けている部分だと思いますので、徹底的に鍛え上げてもらいたいものです。

DCも決まり、組閣は着々と進んでいるようです。

2 件のコメント:

  1. こんばんわ。

    コールドウェルは確かに冷静沈着だが内なる闘志を秘めている、といったところでしょうか。(イメージ的にはCHIのトレストマンみたいな?w)
    それこそハーボー兄みたいなタイプと真逆ですしねw
    あと兄者とダンジーのお墨付きなのは確かに期待したいところですね。

    DETはあとはフロント次第な気もしますし、ここ2~3年間を期待するのもいいんじゃないでしょうか(^ω^)

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  2. sapitarosさんコメントありがとうございます。

    返信遅くなりまして申し訳ございません。
    Caldwellは組閣の様子を見ていると、しっかり信念を持っているような気がしますね。
    ハーボー兄弟のようなタイプでなくて何より一安心です。

    次の課題はサラリーキャップですね。SUHさんがいくらまで妥協してくれるか。。。
    WRとCBはいいFA/ドラフトが獲れるといいのですが。

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