2015年5月11日月曜日

Brady、NEへの処分決定(仮)

本日出張でConnecticutにおります。
いわゆる ニューイングランド と呼ばれる地域です。

そしてその地区の仕事関係者から送られてきたのがこの写真。


メールのタイトルは Patriots Super Bowl Ring... 、転送メールでしたので色々回っているのでしょう。

ははは、と笑っていたら処分が発表されました。

Brady:2016シーズン最初の4試合(PIT/BUF/JAC/DAL)戦の出場停止(給料なし)
Patriots:2016ドラフト1巡剥奪+2017ドラフト4巡剥奪+$1M(1億2000万円くらい)の罰金

BradyはOTAやプレシーズンには参加できるそうですが、4試合出場停止ということです。
ずっとNFL Networkを見ていますが、アナリスト達の分析では「やらせたかやらせてないか」が問題ではなく、「知っていたか知っていなかったかもそれほど問題ではなく」、「それがどのくらい試合に影響を与えたかが問題ではなく」、「テキストや携帯の提出を拒否した」ことが一番大きかったのではないか、ということになっています。
そもそもリーグ寄りのチャンネルですが、潔白だというならなぜ協力しなかったのか、という論調が多いですね。
NE出身の選手が多く出ているのですが、レポート発表直後に比べてBradyを擁護する姿勢が少なくなっていました。(先日の擁護コメントがよっぽど反応が悪かったのでしょう)
今日はCheatという言葉に加えてCrimeというような言葉も出てきています。

チームに対しては、全従業員の管理をするのが義務だ、ということでの処分のようです。
チームに課せられる罰金としては過去最高とのことです。


なお、Bradyサイドは異議申し立てを行うようですが、チームは行わないようですね。

Bradyの代理人は今回の発表の後も「処分ありきの決定だ」と文句を言っていますが、この代理人の戦略は間違っているんじゃないかなあ、と思っています。


個人的には4試合は少ないな、と思いますが、ドラフト1巡剥奪は大きいな、と思いました。
そういう意味ではバランスが取れているのかもしれません。

異議申し立てでどこまで処分が軽くなるか、それとも変わらないのか、見守りたいと思います。



2 件のコメント:

  1. 報告書をつまみ読みしましたが、ブレイディが関与していたという証拠が無いと言うことは、調査側も認めているんですよね。報告書を読むと、用具係がブレイディのボールへの不満に過剰反応したともとれますし。しかもブレイディが不満を言ったのは10月なんですよね。空気圧が管理できていないということでチームへの処分は妥当だと思いますが、たとえグレーだとしてもブレイディへの処分はやり過ぎだと思います。Ligerさんと同じ感想ですが、ペイトリオッツへの感情問題が作用しているんでしょうね。国民情緒に流されるのは健全な状態ではないと思います。

    ちなみにキッカーのゴストコウスキーもブレイディ同様にメールの提出を拒否していますよ。二人ともグッデルの悪口書いたのがばれたくなかっただけかもねww

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    1. ぱいさんコメントありがとうございます。

      報告書読まれたんですね!すごい!
      読んでもいない私が偉そうに言ってはいけないのかもしれませんが、PatriotsやLionsが全体から嫌われている側にいるのは間違いないと思います。

      ただ、アメリカ人は ズル(Cheat) に対してとても厳しい人種であるのは日々感じます。
      今回の件では、誰が主導したかは別として、空気が抜かれた、という事実があり、Bradyは少なくとも知っていた、と結論づけられているはずですが、Patriots側のボールに触れる選手はたぶんみんな気づいていたのだと思います。
      その状況で何もやっていないとメディアを使って否定しておいて、テキストは見せられない、ということを一番ボールを触っている人がやった、ということが問題なのだと思います。
      今回はそれがBradyだった、という話ですが、これがStaffordでも誰でも同じになると思います。
      Wellsの反論に寄れば、携帯は提出しなくてもいい、Bradyが持ったままでいいから、当該人物とのテキストを見せてくれ、と頼んだにも関わらず拒否したと聞いています。

      たとえば私が会社から何か疑いをかけられ、自分が無罪だと思っていたら何も迷わずに携帯を差し出せると思います。Bradyはやっていることと言っていることが違い過ぎたのだと思います。

      Patriotsは先日のeligibleプレイヤーの問題もありましたが、ルールの限界を攻めてくる、というイメージが定着していますし、スパイゲートのように完全に超えた実績もあります。CowboysのCOOが昨日「Cross the line」と言っていましたが、線を超えた場合はいかなる事情があっても許さないぞ、というリーグの姿勢なのだと思います。

      ただ、一説にはAppealによって出場停止数が少なくなる、という噂もありますし、確定するまでは何とも言えないですねー。

      Will see...ってことで。

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