続きです。
ここからはテンションが上がりすぎた動画が載ってきますが、ご了承ください。
24-17にした後は、普通にキックオフして、Cowboysの攻撃になりました。
なんとしても3回で止めたいこのドライブ、3rdダウンまで持ち込んで・・・
3&Outに仕留めて(-2Y)、パントを蹴らせることに成功。
今度こそ最後の攻撃か?!
残り2分24秒、自陣33Yからのドライブです。
フィールドゴールで同点に出来るこのドライブ、
- 時間を使い切ってタッチダウン
- 時間を使い切ってFG
タッチダウンは難しいかも知れないので、せめてFGは頼むぞ!!
と思った矢先の1stダウンでいきなりSACK!!
2nd & 18という長い距離が残ってしまいました。
しかも、ここで 2 minutes warning(各ハーフ終了2分前に時計が止まること、オフィシャルタイムアウト)に、時間がない。。。
タイムアウトは残り2回。。。
長い距離の2ndダウンで短いパスをPettigrewに、なぜこの期に及んでそんなプレー・・・
3rd&7からもPettigrewにパスをするも、これを落とす。。。おいおい。。。
嫌な流れでギャンブルとなった4th&12、パスは失敗し、このドライブ終了。
時計は1:24、タイムアウトは2回、という状況でCowboysに攻撃権が移りました。
3回ニーダウンして、タイムアウトを2回使っても、トータルで40秒~45秒は使われる絶望的展開に、この時点でファンがぞろぞろと帰宅の途につきます。
対照的にCowboysファンは大騒ぎ。。。
一緒に行った先輩も「もう無理じゃない・・・」と弱気な発言。
「1分あればTD取れます、まだ大丈夫です!」と励ます私、でも心の中は弱気。
・・・ここで絶対に必要なこと=ディフェンスが3回で攻撃を止めること でした。
ありったけの声を振り絞ってCrowd Noise(攻撃側が反則を犯しやすいようにホームのファンが大きな音・声を上げること)を起こします。
残り1分24秒 1st&10:ランプレイを頼りになるLB二人(Levy/Tulloch)が止める
もちろんここでタイムアウト
残り1分19秒 2nd&13:ランプレイを今度はLewisが止める
ここで最後のタイムアウトをコール
残り1分14秒 3rd&14:すすすっと、RBが抜けて私の座っているほうに向かってきました。
やめてー、と心の絶叫と共にMcintoshが何とかストップ。
前の2プレーでマイナスさせていたおかげで1stダウンに届かず。
そして・・・奇跡のYellow Flag(反則を示す旗)が!!
審判がSchwartzに聞きに行ったので、オフェンスの反則ということがわかりました。
Declineしろーーーと日本語で叫ぶ私。
ここでAcceptすると、10Yのペナルティが課せられますが、3rdダウンがやり直しになってしまいます。
Declineすれば、相手はFGを蹴るので、残り約1分攻撃の時間が出来る。。。点差は6点差になってもTDさえ取れば逆転。。。何より早く攻撃権が欲しい。。。
Schwartzはしょっちゅう意味不明な行動を取るので祈るような気持ちで待ちます。
審判の口からは Penalty Declined の言葉が!!よっし!まだ!
何よりも大きかったのはYellow Flagのおかげでプレイクロックが止まったこと。
タイムアウトがなくなっていたLionsにとって、時計が1分07秒で止まったことが一番のポイントでした。
CowboysはここでもちろんFGを蹴り、成功。。。このプレイに5秒使って時計は残り1分2秒。
相手がキックオフを普通にエンドゾーンまで蹴り込んでくれたので迷うことなくタッチバック。
時計を使うことなく、残り1分2秒、自陣20Yから、80Y先の相手エンドゾーン目指しての最終ドライブが始まりました。
野球で言えば、3点差で9回裏2アウトランナーなし、といった感じでしょうか?
試合の重みが違いますがね!
ここから歴史に残る(であろう)スーパードライブが始まりました。
残り1分2秒 1st&10 なぜかBushに短いパス、No Gain。。。おいおいおいおい
Bushが外に出たので、時計は止まりましたが。。。
残り56秒 2nd&10 ここでJohnsonがフィールド中央で17Yのパスをキャッチ!1stダウン!
ご覧のように結構ファンは諦めて帰っていて空席が目立ちます。
この時点でJohnson本日300Yオーバー!
スタジアムの歓声が大きくなる中、Staffordは時計を止めるため残り42秒から Spike(スナップ後ボールをすぐに地面に投げてパス失敗にして、時計を止めること。ただし、Downは加算される)。
残り40秒 2nd&10
もう何がなんだかわからない中、Staffordからのスーパーパスが左サイドのDurhamに通る!
完璧なスロー、完璧なキャッチ、そしてDurhamはサイドラインから外に出て時計を止めることにも成功!
これが40Yの前進で一気にDallas陣内に攻め込みます。
Dallasファンが必死のCrowd Noiseを立てて、ホームとは思えない雰囲気。
観客はこの時点でほぼ総立ち!
残り33秒 敵陣23Y(エンドゾーンまで後23Y)地点からの 1st&10
ここでStaffordがJohnsonにまたまたスーパースローでJohnsonがエンドゾーン付近で倒れます。
私の席の反対側なので、TDしたと思って絶叫!!
ただ、よく見ると審判が手を上げて(TDのポーズ)をしておりません。
Staffordがオフェンスラインを大声で呼んでいます。
時計はどんどん進んでいきます。
どうやら1Y届かなかったみたい。。。
Staffordがオフェンスを集め、当然のことながらノーハドルで次のプレーを。。。
※聞き苦しく・見苦しい動画です、ご容赦を!!
後からビデオを見たらStaffordはSpikeするぞ、とアクションしながら走っていたようですが、現場・しかも反対側にいた我々はまったくわからず。。。
興奮しきって何がなんだか。。。Spikeなんて単語考えもつきませんでした。
ただ、Johnsonはインバーンズで倒れたので、とにかく急げ!とだけ叫んでました。
ビデオ見てもわかりますが、みんな訳わかんなくなっています。
前のおじさんはオフェンスの時間だから静かに、と指示しているようにも見えますね。
次のプレー(残り14秒)でStaffordがSneakしたところまでは見えました。
その後左にロールアウトして再度End Zoneに入ってもTDなのかどうかいまいちわからない感じ。
審判が両手を挙げていることを確認し・・・絶叫!!
ここでOfficial Review(ビデオによる確認)が入りまして、騒然としたまま待つスタジアム。
そして、Ruling on the field is confirmed(判定を確認した=判定のまま=TD) のアナウンスが!!
絶叫と歓声とに包まれるスタジアム。
そして、大事な大事な最後のAdditional Point。
Kick is Gooooooooooooooooooooooooooooood! 31-30!
最後7秒のCowboysの攻撃を無事に止めて、歓喜の時!
勝利の歌をもう一度歌いまして。。。
違うときの映像ですが、せっかくなのでもう一度!!
その後は無数のLionsファンとハイタッチを繰り返しながら、スタジアムの外に。
こちらの有名ファンと記念撮影などしてもらい、帰路につきました。
本当にすごい試合でした。
今VTR見ても涙出ますね。すごかった。
Staffordの最後のドライブはパス精度・判断・タイミング、全て完璧でした。
自己判断でSpikeせずにSneakしたそうですが、オフェンスラインもディフェンスラインもまったくSneakするとは思っていなかったのが映像からよくわかって面白いです。
Staffordのナイス判断、アクションでした。
あの状況でちゃんとキャッチしたDurham、激しいヒットでもボールを落とさなかったJohnson、この二人もすばらしかった!
そして、Cowboysのドライブを3回で止めたディフェンス、よくやった!!
もうStatsなんかどうでもいい、って感じなのですが、いつも通り貼るだけ貼ります。
トータルヤード623Y、Stafford 488Y、Johnson 329Y、と信じられないような数字が並んでおります。
Turnoverがなければ、こんなに苦労しなかったのでしょうが、こういう試合を勝てるようになったのはチーム力がついてきた証拠でしょう。
昨年はこういう試合をほとんど落としておりましたのでね。
これでBYEウィーク前(来週はLions試合なしのお休み)まで、ちょうど半分を終えたところで、5-3(地区内2-1)、となりました。
Cardinals戦、Bengals戦は勝てる可能性があったといえば、あったのですが、フットボールとはそういうもの。
最後にいかに勝つか、です。
「いよぉっ、待ってましたぁ!大統領ぅ!」って感じですね。
返信削除大興奮で半ば訳解んなくなっちゃってる現場のリアルな感じが伝わってくる動画と、
懇切丁寧で解り易い解説の記事本文との対比が、(失礼ですが)笑えます。
GAME PASSやTV等の画面を通して観てると、各プレイやゲームの流れは勿論、サイドラインやスタジアムの様子などもある程度は判るのですが、熱気とか興奮とかの熱狂的な雰囲気は現場ほどは伝わって来ないですからね。
今季開幕戦を現地で観戦なさった「ブイさん」が、獅子吼の方にご紹介下さった動画でも「これまで見た中で最高のゲームだぁ!」とまるで子供の様にはしゃぎ廻る男性ファンが写されており、あぁ日曜の午後にはミシガン中の家庭でああいう大騒ぎが見られたんだろうなぁと(笑)。PCに噛付いて観てた我々日本のファンも例外ではなく、チャットで「見たかぁ!ダラス!」と叫ぼうとしたら「三鷹!硝子!」と、全く意味不明な文字が入力されそうになってて泡喰いました(笑)。
因みに、simsはBBQ屋さんを経営されてるようですが、 Schlesingerの方は(前にちゅるサンに教えて貰ったんですけど)地元アレンパーク高校の先生をされており、 現役時代のオールドスクールタイプのHard Nosed なプレイ振りとは裏腹にCADとか教えてるらしいです。
大興奮の坩堝と化したスタジアムの様子がスゴく伝わってきます!
返信削除Ligerさんもおっしゃってますが、リアル映像、本文の対比が楽しくて引き込まれました。
楽しみにしておりますので、また現地の楽しい様子を伝えて下さいね。
Schlesingerの先生っぷりは見てみたいですね~ウチの愚息を預けて(笑)
さてさて、こんなゲームが見られるなんて・・・暗黒時代ももう過去のモノですね。
Ligerさんコメントありがとうございます。
返信削除動画は本当に何が何やらわからない感じで恥ずかしい限りですが、雰囲気重視で載せてみました。
純粋にフットボールというゲームを楽しむにはTVが最適だと思いますが、フットボールというスポーツを楽しむにはスタジアムが最高だと思っています。
三鷹 硝子、という気持ちよくわかります。何がなんだかわからない興奮状態、本当にいい試合でした。
Schlesingerはそんな第二の人生を送っているんですね。あの太い指でCAD・・・まさに裏腹ですね。
msoさんコメントありがとうございます。
返信削除大興奮のスタジアムですが、かなりのファンが帰ったのが残念ですね。
Never Give Up! という言葉がぴったりの試合でした。
文章は試合を見返しながら書いていて、ついつい硬くなってしまいました。
熱いのは試合のときだけ・・・ですから。
是非息子さんをアレンパークに留学させて、息子さんに会うのを口実に観戦にいらっしゃってください!
昨年は暗黒時代の再来を心配しましたが、戦力は整っていますので、コーチングさえ何とかなれば、いいところまで、いいHCがこればスーパーボウルへ、と信じています。
これからもよろしくお願いします。